解決事例

ある離婚訴訟について

解決事例

t.h.e法律事務所の弁護士の山崎です。

当職においては、離婚、相続などの家事事件を中心にご依頼を受けております。

2021年2月には、ご依頼時から2年以上にわたり行われた離婚訴訟について、当職の依頼人(夫)が求めた離婚を認めるという判決がくだされました。
この事件では、依頼人たる夫の不貞行為が原因で別居が開始されたケースでありましたが、別居期間等そのほかの事情が総合的に考慮され、裁判所が当職の主張に沿って離婚を認める判決を下しました。

このように、ご依頼者様のご要望に沿った成果を出すことができましたが、やはり、裁判には一定の期間がかかるものですね。

特に離婚の場合、日本の法律では原則として、まずは調停で話し合い、話し合いで解決できない場合に限り離婚の裁判を行うことができる、とされているため、まずは調停を行う必要があることも、時間がかかる理由の一つです。

そのため、基本的には裁判まで行わずにできるだけ短期間で解決できるよう努めており、ご依頼を受けた離婚問題については、少なくとも95%以上が裁判に至らずに解決することができています。

弁護士にとって裁判に勝つ技術は必要です。
ただ、弁護士の技術は、依頼者様の人生に役立ってこそ、意味があるものです。
今回は、相手方が離婚を争ったため、やむなく裁判まで行いましたし、お引き受けした以上は勝ちに徹しました。
ただ、「裁判バカ」にならず、依頼者様の人生のための仕事であることを常に意識して日々の業務を行って参ります。。